Korvapuusti – Finnish Cinnamon Rolls

前回「更新のピッチを上げないと…。」っとか言っておいてイラストレーターの仕事に追われ結局全然更新できず。。スイマセン。。

最近仕事で世界各国の方々とお付合いすることが増え、インターナショナルな我が家の食卓がさらに賑やかになりました。新しくレシピに加わった食べ物たちを少しずつ紹介していこうと思いますっ。

まずはFinlandから。
数年前にシナモンを克服して以来、上質なシナモンを使ったお菓子をせっせと作るようになりました。特にこの季節にシナモンは欠かせないスパイスで代表的なペイストリーはアメリカのシナモンロール。その驚異的な甘さ&ハイカロリーのため食べることはありませんが(でもたまに食べたくなる)、最近知り合ったフィンランド人の友人がFinnish Cinnamon Rollsの”Korvapuusti”(うまく発音できないけど”コルヴァプースティ” ひっぱたかれた耳 って感じの意味)はAmerican Cinnamon Rollsよりも美味しいと作り方を教えてくれた。

KitchenAidにBread flour、少量の砂糖と塩とイースト、そして肝心要なカルダモンをふんだんに投入。暖かいミルクに卵&バターを加えしばしグルグル。

生地が捏ね上がったら1時間ほどほったらかして1次発酵。作っている間中爽やかなカルダモンの香りが漂いまさに”冬の到来”って感じ。少量でも十分に香るのがThe Queen of Spicesと言われる由縁なんだね。

で、生地を伸ばしてバターを塗りこみ&シナモンブラウンシュガーを大量に敷き詰める(こんなにたくさんで良いの??)。カルダモンのつぶつぶが可愛らしいのです…。

絶対甘いよね。。

材料と配合は違うけど、作り方はAmerican Cinnamon Rollsとほぼ同じ。ちょいと違うのがこの形で、クルクルと丸めて三角にカット。これが”ひっぱたかれた耳”になるワケですっ。

並べて指で真ん中をムギュっとやって、しばし放置の2次発酵。この時点ではフツーのパンみたいにムックリとは膨らまないのかな?で、卵を塗ってPearled Sugarをポコポコ乗っけてオーブンへ。

おっ〜!!焼けた焼けたっ。

参考にしたレシピの半分の量で生地を作ったのに、フィリングはそのままの分量にして作ってしまった…ってコトに気がついたのは焼き上がり後。なのでフィリングがだだ漏れてしまった。。

オススメはコーヒーもしくはホットミルクと共に食べること。

かぶりつこうと口を開けた途端カルダモンの香りが口いっぱに広がり、ムギュっとひと噛みで私の心をわしづかみにしたKorvapuusti。最高な噛み心地、余分なフィリングが溶け出してしまったおかげで丁度良い甘さが後からジュワッと来る。
だいぶ前にIKEAで売ってるスカンジナビアンシナモンロールを食べてあまりにも不味くてびっくりした。だからかなり恐怖心があったのだけど、アレとは全く違う物。やっぱり手作りが一番だっ!!
でもね、本物のKorvapuustiを食べたことが無いのでコレが正解なのかどうかわからず…。

材料は全く違うけど見た目と作り方が似ているこちらはRugelach。イスラエルのお菓子で以前New Yorkで食べて虜になった。

以来我が家の定番ペイストリーメニューとして登場します。

Jewish(ユダヤ人)に愛されているこのRugelachは移民によってアメリカに持ち込まれ、彼らが多く住む地域ではよく見かけるお菓子。本当はクロワッサンみたいな三日月型なのだけど、私は面倒なので毎度この形。

クリームチーズを練り込んだ生地にドライフルーツ&ナッツたっぷり。シナモン香るサックサクなRugelachを手土産に作って持っていくと、食べたことのない味と食感にみなさん感動してくれますっ。

2 Comment

  1. 次郎 より: Reply
    初めまして。宣伝になってしまいますのでこの場で店名は伏せますが、都内で小さなカフェを経営しております。友人にこちらのブログを教えてもらったのですが、fujeyさんのお造りになる料理やお菓子が素人レベルでは無い事に驚いております。完成度の高さと言い、その拘りと言い、見習うべきところが沢山あり非常に感銘を受けました。自分の店を持っているとは言えまだまだ勉強が足りないと気づかされ、恥ずかしく思う次第です。 いろいろな国を旅されたfujeyさんは本物の味を知っていらっしゃるので、その経験が無い私にとって自分が作るものがただの真似事でしか無い事に苛立ちを感じさえしました。 これからも是非素晴らしい写真と共に、fujeyさんのライフスタイルをご紹介してください。楽しみにしております。
    1. fujey より: Reply
      次郎さんへ。 返信遅くなり申し訳御座いません。。 プロの方からお褒めのコメントをいただき恐縮です。 ただただ日々の生活を綴っただけの日記ですが、このように感じて下さっている方がいらっしゃることを知りとても嬉しいです。 ”本物”であることが必ずしも良いとは限らず、次郎さんならではの素晴らしいテイストを訪れるお客様にご提供されるのが一番大事だと思います。 どうか自信を持って、そしていつか次郎さんの”本物の味”に出会えますように!

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