”自給自足”とまでは行かないけど、最近料理からお菓子作りまで何でも一から自分で作るようになった私。でも、ど〜してもうまく作れないのが”自家製パン”。コレだけは何度やっても納得のいく仕上がりにならず、「旨いパンは買うのにかぎる。」と言う結論に至ってからは、数件ある行きつけのパン屋のお世話になっています。
米を食べることが少ない我が家はパンの消費量が半端なく、毎度大量買いして冷凍庫に保存。いつでも美味しいパンが食べられるので全く問題ないのだけど、毎日ランチに食べる自分のサンドイッチぐらいは自家製パンにしたいと思ってた。で、、5~6年ぐらい前に一度興味があって調べたことがあったNo-knead Breadをふと思い出してチャレンジしてみた。日本でも少し前に流行ったらしいので(と言うのを後から知った)ご存知の人も多いはず。
材料は粉とちょっとのイースト&塩、そしてたくさんの水(お湯)とじっくり寝かせる時間です。
“No-knead”ってだけあって、材料を混ぜたらラップしてそのままほったらかし。
私はこういうときシャワーキャップを使います。頭に被らないでボウルとか鍋にかぶせると便利なの〜。
そして1年半以上悩んだ末に買ってしまったDanish Dough Hand WhiskとDough Scraper。Dough Whiskはヘンテコな形だけど全然生地がくっつかなくて、混ぜすぎることもない優れもの。ついでにEpicurean Cutting Boardのおっきいのもポチッとな….。
シャワーキャップはホテルに泊まると必ずもらってくる。
で、ごく小サイズなジャムの瓶に詰め込んでしまってあります。
混ぜ混ぜやってほったらかすこと3時間。こ〜んなにグルテンがしっかりと。かなりスティッキー(粘っこい)生地なんだけどちゃんと成型できます。
パタンパタンと折りたたんでキュキュっとお尻を丸め、パーチメントペーパーを入れたボウルに投げ込んだら、オーブンにLe Creusetを入れ30分予熱。パーチメントペーパーごと生地を入れて30分焼く。
蓋を取ってさらに10分ほど焼いたら….。あらっビックリ!
今まで見た目よりも重たいパンしか焼けなかったのに、ビジュアルどおりな出来栄えに感動。焼きあがった直後に聞こえるパリパリっと言う音と、断面クラムの気泡が良い感じ。ハードブレッドが好きな我が家にピッタリで、カリッとした表面にしっかりした噛み心地がたまらんですっ。
焼き上がりまで時間はかかったけど全く手間なし。作業時間はトータル10分かからずこのお手軽さにやみつきです。
バターとの相性も良く、トーストしても美味しい!っといきなり大成功で興奮気味だったけど、目を閉じてじっくり噛みしめてみると….ちょっとモチモチしすぎかな。モチモチが嫌いな私の好みとは若干違うし粉の風味が少ない。。
でもとりあえずうまく焼けたからにはもっと極めたい!っと言ういつもの衝動にかられもう少し勉強することにした。
そしてNew Yorkに数店舗あるSullivan Street Bakeryのオーナーが出している本を見つけてポチッとお取り寄せ。
No-knead Breadの生みの親(?) Jim Laheyオジさんのレシピ本 “my bread”(オレのパン or オイラのパン)。直球なタイトルに惹かれましたよ。
「ふ〜ん、このレシピは水を使って1次発酵12~18時間、2次発酵3時間かぁ。長いね….。」でも他にも色々レシピが載っているのでなかなか見応えあります。
合わせてネットで検索したらYoutubeでJim Laheyオジさんが「時間を短縮したいなら水じゃなくてお湯を使えっ!」って言って違うバージョンのレシピで作ってるのを見つけ、すぐに2回目を焼いてみた。
1次発酵は3~5時間、2次発酵は1時間。
1回目よりも重量感があるけど、食感は好みに焼きあがった。うん、思い描いていたArtisan Bread(職人さんのパン)にかなり近づいたね。
ちょいお湯の量が少なかったかな?ってことで3回目に続きます。
我が家のHomemadeはこちらから。
Pasta・Tortilla・Peanut Butter・Jam & Spread・Beverage・Ice Cream
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