Homemade Ginger Beer

あいにくの台風ですが、皆さんお盆休み楽しんでいますか？
さて、今回はしばらく前に予告した”Homemade Ginger Beer”のご紹介ですっ。

Ginger Aleがジンジャーシロップに砂糖、炭酸を加えて作るのに対し、Ginger Beerはバクテリアを培養して炭酸から作る飲み物でHomemadeなProbiotics。もちろんオーガニックです。

アメリカのレストランやカフェでは自家製のGinger Ale/Beerを提供しているところが多いので、見つけると必ず注文して飲みくらべる私。
で、昨年あたりから始めたHome Fermentation Food （Sourdough StarterやHomemade Yogurt）に新しく加わったバクテリア（Home Probiotics?）がこちら。

すりおろした（細かく刻んだ）ジンジャーと同量の砂糖を水に加えてまぜまぜしてカウンタートップにほったらかし。次の日も同じくジンジャーと砂糖を加えてクルクル（1 tspずつぐらい）。これを5~7日間続けるとSourdough Starterと同じようにバクテリアが繁殖してGinger Bugと呼ばれる”素”が出来上がる。

初めて作った時は”新生姜”を使ってしまったため１週間たっても発酵が始まらず、いきなり失敗かっ！？っと心配したけど、数ヶ月寝かせたジンジャーに切り替えたらプクプクと元気よく育ちだした。そう、皮の周りにいるバクテリアが砂糖を餌にして育つので”新”生姜ではバクテリアの量が少なすぎて育たなかったみたいね。ちなみに消毒された水道水を使ってもバクテリアが死んでしまうのでSourdough同様Canadian Springs Waterを使っています。

Ginger Bugが出来上がったらいよいよGinger Beerの仕込み。

2Lの水に対して必要なGinger Bugはわずか100ml。ジンジャーに砂糖、レモン汁と合わせて５〜６分煮込みます。基本これだけでGinger Beerができますっ。で、使った分だけ水とジンジャー＆砂糖を残りのGinger Bugに加えて次のBeerのために培養しておく。何だかややこしく聞こえるけど、この工程はSourdoughと同じ。餌をやり続ければ永遠に飼い続けられるワケね。あ、ちなみに我が家のSourdough Starter “Franklin”が8月21日で満１歳になります！

そして仕込んだGinger Beerをカウンタートップに放置すること24時間。プクプクと元気の良い泡が出始めて….。
私：「ウォ〜っ！！プクプクきたよ〜っ。」
旦那：「生きてるねぇ〜。」
季節（気温）によって左右されるけど、だいたい２〜７日で発酵し始めます。

糖分を餌にして繁殖するので「もしや…。」っと思い自家製Cherryコンポートの余ったシロップに入れてみたら。。美味しいHomemade Cerry cokeができましたっ！

プクプクが始まれば冷蔵庫に移してキンキンに冷えたのをいただきますっ。

シュポンッ！シュワシュワ〜っと天然の炭酸が弾けて、どうして生姜と砂糖だけでこんなにシュワシュワになるのか不思議でたまらず…。

砂糖が入っていると言っても、その糖分をバクテリアが全部食べてしまうので不思議と全く甘くなくカロリーは30~50(1/L)。ジンジャーのドライな喉越しと炭酸が美味しくて病みつきですっ。

普段甘い炭酸飲料を一切飲まず、緑茶や麦茶なども好んで飲まない私。なのでペットボトルって物をあまり手にすることがないのだけど、私っていつも何飲んでる？？オレンジジュースとかグレープフルーツジュースとか…ほぼ水だよね？っと自問自答。寒い時期はHomemade Apple Ciderだけど、今のシーズンはHomemade Gingerだねぇ。

この夏大活躍な我が家のGinger Bugに早速旦那が名前をつけてくれました。
私：「新しいバクテリアに名前つけてあげて。」
旦那：「シュワシュワだから〜、Schwartz（シュワルツ）。」
私：「お、強そうでイイね！」

Sourdough Starterの”Franklin”、Yogurt Starterの”Clara”、そしてGinger Bugの”Schwartz”。それぞれ定期的にFeeding（餌やり）が必要だけど、どれも私の可愛いペットです。

3~5日で2Lを飲みきるので、1Lボトルを飲みきると次の2Lを仕込むといったペース。ティーバッグをポンッと入れるだけで作れる麦茶とは違うけど、Cold Brew Coffeeを作るのと同じくらいの感覚でサクッと作れます。

発酵プロセスに夢中な私ですが、次回のFermentation シリーズは…..Homemade ◯◯です。お楽しみに〜！