Summer Vacation 2018

すっかり冬に突入してしまいましたが、今回はなかなか手をつけられずにいた2018年夏のロングツーリングの覚書き(NewブログのRoad Tripの様子はこちらからOldブログはこちらから)。

8月の最後、世の中すでに夏休み気分も終わりな頃に我が家のバケーションが始まりました。
今年の行き先は南東北(福島・山形・宮城)。途中、栃木・千葉・そして埼玉県を通るルートで1都6県をまたがる大移動。ちょっとしたハプニングがあったり、あいにくのお天気でしたがとても楽しい夏休みを過ごせました。

・Day 1 会津若松へ
6:20 am 自宅出発。わかっちゃいたけど出発後30分で雨が降り出し路肩でカッパを着込む(呪われた雨男&女)。
7:50頃、 圏央道菖蒲PAを150mほど過ぎた辺りでまさかのパンク。いきなり大ピンチでパニックになるかと思いきや…。そこは25年近くバイク生活を送っているだけあり意外に落ち着いていて、いつもバイクに積んである”パンク修理スプレー(?)をタイヤに注入。とりあえず菖蒲PAまで高速道路を逆走というかバイクを引いて徒歩にて引き返しました(交通違反だけど)。パンク修理スプレーがなかったらこれすら出来なかったので、持ってて良かったわねぇ。

はい。こんな感じに見事に突き刺さった釘が。。アワアワは注入したパンク修理剤。
10:30 am もちろんしっかりバイク保険に入っているのでレッカーを呼んで、ひとまず自宅近所にある友人のバイク屋までバイクのみを運んでもらい、私たちはタクシーで自宅へ一旦帰宅。
12:00 pm 自宅着。旦那はバイク屋に行き私は自宅待機。

2:20 pm 完璧な状態にパンクを直し、会津若松へ再び出発。そう、諦めませんでしたよっ。待ちに待った夏休みロードトリップ。入念に計画を立て、見たいとこ、食べたい物だって沢山あるのよ〜!

ってコトで今度は首都高C2経由でひたすら北上。

雨雲の後を追いかけて走ったらしく、路面が濡れているものの雨に降られるコトなく順調に走り続け。。

7:50 pm 途中4回ほど休憩を取り、最後の裏磐梯SAで喜多方ラーメン。数年ぶりに食べるラーメンが高速サービスエリアのラーメンとは…悲しかったけど無事にここまで辿り着いた事に感謝。
照明も無く真っ暗でな〜んにも見えない常磐自動車道の山の中。上を見上げると満天の星空で感動!!
旦那&私:「うわっ!!こりゃぁサイコーだねっ。」

8:45 pm 本当は違うルートで来る予定だったけど、ひたすら高速道路を走り自宅から約6時間半。1日目にお世話になる会津若松の旅館”田事”に到着。

ゆっくりお風呂に入りしっかり夜のオヤツも食べて無事1日目の300kmちょいを終了。

・Day 2 蔵王へ。
築100年を超える料理旅館”田事”。

この日は平日とあり宿泊していたのは我が家とフランス人のご夫婦のみ。日本文化にどっぷり浸れるこの旅館の利用客はほとんどが外国からのお客さんだそうです。

我が家が宿を決める際に最も重視するのが”バイクが近くに置ける”コト。部屋の窓から見えたので旦那も安心してぐっすり眠れたようです。

朝ごはんは会津若松名物わっぱ飯。

掘りごたつならぬ堀囲炉裏?で美味しい”白米”をいただきましたっ。

古いものの素敵なお宿で、おかみさんも夜遅くに到着した私たちを気遣ってくれ快適に過ごす事が出来ました。

8:50 am 旅館出発。

天気予報ではずっと雨が降るはずだったけど、この日の朝は快晴。旦那のバイクチェックも済ませ準備万端。

「ほほ〜いっ!」っと、夏の終わりの景色を楽しみつつ快調に進んで一路五色沼へ。

この素晴らしい眺めを見て子供の頃に訪れた記憶が蘇る私。ピシっと時間が止まったような幻想的な風景に感動する旦那。

茶屋を見つけて田楽とトアルコトラジャコーヒーって言う不思議な組み合わせに舌鼓。

12:50 pm 吾妻山を超えて米沢に到着。

米沢牛の極上牛丼を食べて満足した後、デザートを求めてフルーツラインへ。途中ゲリラ豪雨に見舞われるも間一髪で屋根のある駐車場(歯医者さんだった)に逃げ込みました。
プルーン大好きな旦那が楽しみにしていた農家でのプルーン狩り。事前に連絡をしてあったものの、到着したら誰もいなくて呆然とする旦那。。ざ〜んねん….。

でも、フルーツラインってくらいだから他にもたくさん農家があり、プルーンはないけどプラム狩りを楽しみましたっ。どこへ行ってもフルーツ狩りに目がない我が家。
旦那:「こりゃうまいねっ!最高だ!」
幻のプラムと言われる月光を死ぬほど食べて大満足!美味しいものは旅の疲れを一気に吹き飛ばしてくれる。

4:45 pm 雲行きが怪しくなってきたので、この日最後の目的地蔵王温泉を目指しました。途中夕飯を仕入れるため地元のスーパーへ。「パン食わせろ〜っ!」ってコトでサンドウィッチとサラダ。そして道中必ず各地にてご当地”飲むヨーグルト”を飲む私。
日本を旅すると一番困るのが実はこの食事。普段とは全く違う食生活なので、白米や和食が続くとお腹の調子が。。普通逆だよね〜。

6:00 pm ホテル着。この日お世話になったのは蔵王温泉”見晴らしの宿”。場所柄スキーシーズン以外はほとんど宿泊客はいないんだろうなぁ…っと思っていたけど、やっぱり私達だけだった。。建物は古いけど、若いスタッフ達が一生懸命もてなしてくれ、美味しい朝ごはん、そして100%掛け流しの温泉はお肌ツルッツル。これで1泊朝食付き¥5,500なら満足です。
2日目の走行距離は高速使わず約140km。

・Day 3 仙台へ
9:20 am 宿で心のこもった朝食をいただき、”蔵王を走る”というこの旅のメインイベントでもある目的地へ向かうはずだったのに……前日からの雨が止まず土砂降りに。。泣く泣くコースを変え、完全防水で高速道路にて仙台へ直行。10:50 am ホテル着。この日は仙台駅から少し離れた”Hotel メルパルク”に泊まりました。決め手は何と言っても専用の地下駐車場があって1泊食事なしで¥4,500ナリ。

とりあえずタクシーで駅まで行き、早速ランチに牛タンを。ペラペラなのは嫌いだけど、クチャクチャと噛み応えのある分厚い牛タンは食べる私。地元とあり人気店がたくさんありすぎて何処が良いのかわからず、”味たすけ本店”って所に飛び込みました(東京にもあるのか?)。ラーメンと同じくコレも人によって好みが分かれる食べ物ですが、我が家はここの味、噛み心地を気に入りました。その後昭和の香り漂う喫茶店に飛び込み、お婆ちゃんがポコポコとサイフォンで淹れてくれたコーヒーを飲んで一休み。

時間がたっぷりあるのでフラフラと伊達政宗ゆかりの”大崎八幡宮”へ。

降り続いた雨も止んで、のんびり散策。

”伊達政宗”=伊達男(ダテオトコ)。漆黒に濃紺、そして金ピカと派手だけど生きで男前な(男らしい)装飾が施された国宝建造物の本殿を見るのを楽しみにしていたのに…何かのお祭り?のためテントで覆われていた。。残念。。だるまさんも男前だね〜。

何もやることが無いので、仙台のフルーツといえばココ(らしい)な”イタガキ”でパフェとプリン・ア・ラ・モードを。

¥2,000近くする東京のフルーツ老舗千疋屋のプリン・ア・ラ・モードと比べても引けを取らない豪華な内容で¥950とは良心的な価格。しかもコッチはちゃんとボート(舟形の器)に乗ってるっ!

お腹いっぱいになり、また雨も降り出したので一旦ホテルに戻り休憩。で、部屋のTV台に不思議な物を発見(写真上段中央)。今で言う”電気ケトル”だね!
バイクもこんな状態で停められたので旦那も安心できました。

そうそう、肝心なお洗濯をしなきゃねっ。ってコトでコインランドリーへ。バイクの旅はいかに荷物を減らすかが肝心です。着る物も最小限なので、旅の途中の洗濯は必須。国内外問わず女性のワリにはライト・パッキングな私は洋服を”レンジャーロール(又はアーミーロール)”にしてカバンに詰めます。こうするとスッキリ&きっちりパッキングできる(性格だね…)。ちなみにビニールに入っているのは旦那のほぼ同じ内容の衣類で、断然コンパクトになりますっ。
夕飯までまだ時間があるので、本日の走行距離計算を…。3日目は約80kmと短いけど、雨の中走るのはやっぱり疲れました。

で、夕飯は何故か焼き鳥屋”なべさか”へ。

お酒を一切飲まないので、こういう焼き鳥屋は初体験。どれも美味しかったのだけど、あまりにもしょっぱくてビックリ!!
私:「居酒屋の焼き鳥ってこんなに塩っ辛いの?」
旦那:「基本的に焼き鳥は酒のつまみだから、どこもこんな感じだね。」
こんなの食べてたら味覚おかしくなるよねぇ。。

・Day 4 那須高原へ
この日もあいにくの雨模様。。本当に雨女でゴメンナサイ…。

朝ごはんは前日に訪れたイタガキで仕入れた旦那の大好物なプルーンと、持って帰るときにぶつけまくって黒くなってしまった高級バナナ。
脱ぎ着するのは大変だけど、ジャンジャン降りでも雨漏りしないカッパ(とは最近言わない?)&ブーツカバーでしっかりガード。

9:40 am 雨が小降りになるのを待って遅めに出発。途中伊達政宗のお墓(?)を見るため”瑞鳳殿”へ。大崎八幡宮と同じくこちらも絢爛豪華で男前。

国宝に頭を垂れて旅の安全を祈願する旦那。

11:00 amに瑞鳳殿を出発し休憩しつつ2:00 pm、旦那が寄ってみたいと言うので郡山にあるTime After Timeheへ。とっても素敵な建物&内装、そしてアメカジクローズの品揃えに圧巻。。

何ですかココは?!ってくらいゴージャスでした。

ほとんど雨は上がっていたけど、念には念をで再度カッパを着込んで、最終日の目的地那須高原へ。

途中加賀美SAのパン屋さんでランチ。遠くの方に明るい雲の切れ間が……。
旦那&私:「おぉ〜っ!!きたきたぁ〜っ!!」
4:20 pm 那須高原に来ると必ず訪れるステーキハウス”桜”に到着した時にはすっかり雨も上がっていました。

最近はめっきり和牛を食べることがなくなりましたが、たまに食べるならこのぐらいが丁度良い(80~100gほど)。シンプルに塩&胡椒のみで十分美味しく、フカフカジューシー。レアと頼んだらアツアツの鉄板に乗っていてもちゃんと”レア”で提供してくれる、信頼おけるステーキハウスは珍しい。デザートはぜ〜んぶ本物のスイカから作ったスイカケーキ!!おおぅ…スイカ食べてますっ。

6:30 pm 東急ハーヴェスト那須に到着。
各地でお世話になってる東急ハーヴェストこちらも)。特に那須は立ち寄るのに丁度いい場所にあるので頻繁に宿泊しています。

バイクも屋根付きの場所に止められるので安心。部屋も広くて快適。温泉浸かってのんびりした後は、ホテルの売店でおつまみ買ってまったり旅の疲れを癒しました。
4日目はひたすら高速道路で190kmちょい。

・Day 5 自宅へ
最終日は特に寄るところも無いので真っ直ぐ自宅へ。ホテルのモーニングビュッフェでお腹を満たし、11:00 amに出発。

最終日にようやくカッパ無しの装備で気持ち良かったので、あえて下道でしばらくトコトコ行きました。途中立ち寄った道の駅になぜか巨大なドナルドダック。「あなた何でココにいるの?」

たわわと実るお米が重たそうな稲を眺めつつ、しばしこの青空に見とれて…。

4:30 pm ビュ〜ンと一気に自宅到着。

旅の間、私達の脚もとを守ってくれたWescoブーツとAPCのデニム達。真夏で暑いけど安全第一。

珍しく1度しか食べなかったソフトクリームは、佐野SAのとちおとめソフトクリーム。濃厚で好きにはたまらんです。旦那はペロペロやるタイプ。私はかじりつくタイプです…。

あまりにも美味しくて旦那も大喜びだった山形でのプラム狩り。ってことで太陽を自宅に送ってありました。もぎたてジューシー、ケチることなくあっという間に食べきりましたよ〜。

さて…いきなりのパンクから始まり、あいにくのお天気だった今年の南東北ツーリング。メインとなるはずだった蔵王登頂を諦めなければならなかったのが悔しくて…来年リベンジしようと思います。

最終日は190kmほど走り、今回の走行距離は約1000km。だいぶ工程を削ったのでほとんどが高速道路で残念。今までのツーリングに比べれば短い方だけど、なんせ5日中半分は雨だったのが体にこたえました。来年は、どうか晴天に恵まれますように…。

以上、2018年の夏休みツーリングの様子でした。年越しまでに更新したかったのでやっつけ文章ですいません。。

2 Comment

  1. yummy より: Reply
    fujeyさん、こんばんは。Bikeに乗ってる姿もさまになる〜 トラブルも楽しんじゃっている感じ! 日本国内もいろいろ素敵なところがありますよねー 東北も見所満載ですね。 田事、滞在してみたーい^^ 今年もfujeyさんのブログ、楽しませてもらいました。ありがとうございます。来年も楽しみにしています! よいお年をお迎え下さい。
    1. fujey より: Reply
      yummyさんへ。 はい〜トラブルもツーリングの醍醐味の一つですっ! 東北はお米にお肉にフルーツと美味しいもの三昧。ぜひ田事でのんびりしてみてください〜。 yummyさんにはたくさんコメントをいただきましてありがとうございました。また来年もお立ち寄りください。 では、素敵な年末年始を...。

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