夏の北海道 2019

2ヶ月以上前のことですが、「富良野に行ったことが無い。」と言う旦那のご両親と一緒に夏の北海道を久々に満喫してきました。

旦那とは夕方に現地で合流だったので、それまではお父さん、お母さん&私でキャッキャと札幌散策。前回訪れた時は冬だったので、同じサンドイッチにジャンプ台。お決まりコースだけど季節が違えばまた新鮮体験。

旦那と合流後は”昔ながら”のラーメンを。前回店のチョイスに失敗したので、普通に美味しくて安心そうな所に行ってみた。ラーメンを食べるのは旅行をする時ぐらい、しかも好んでは食べないのだけど、このラーメンは懐かしさを感じさせるほっこり系で美味しかったです。
食後はたまたまホテルの近所で見つけて飛び込んだ”丸美珈琲店”で一息。思いがけず出会った極上のコーヒーはこの旅で出会った思い出の一つ。

利用したホテルは前回と同じく東急ステイ札幌。比較的安くてどこに行くのも便利で駐車場完備。

ホテルで朝食をとることはあまり無いけど、今回はお父さん&お母さんが一緒と言うことで。。1階に隣接しているレストラン”Source11”でブレックファースト・ブッフェを。野菜や料理はなかなか美味しいが、私にとって肝心要なパンがやっぱり残念….。ハード系しか好まないのでパンに期待するのがそもそも間違ってるのかもしれないけど、せっかく美味しい料理を出してもパンがこのクオリティーではガッカリです(ごめんなさい)。

で、ビュ〜んと車をすっ飛ばして富良野到着。前回ここを訪れたのは9年前

素晴らしい景色は何も変わっておらず、メルヘン一色なファーム富田。色とりどりなお花畑に感動しつつ、9年前は全然いなかった中国人(韓国)観光客がわんさかいてでびっくり。

前回同様道中富良野とは思えない猛暑でお父さん&お母さんいきなりおつかれ気味。。

ツアーコンダクターな私は「暑いあつい〜….。」っと繰り返す2人を気遣いつつ、「メロン食べましょっ!!」っと、何気なく高級メロンへと誘導。うん、やっぱり美味しい富良野赤肉メロン。King of fruitを食べて幸せ&ちょいとクールダウン。

そしてどうしても忘れられなかったコレを食べに富良野駅近くの”くまげら”へ。んがっ、ココにも外国人が長蛇の列を作ってて驚いた….。昔はちょっと高級な街の定食屋さんって感じだったのに、今では様々なSNSで高評価、口コミも広がり随分繁盛しているらしい。

頼んだのはローストビーフ丼。昔は”牛さしみ丼”と言うネーミングだったけど、外国人観光客のためにわかりやすくしたのかな?お味は9年前と同じくとっても美味しく、口の中でトロけるお肉を飲み込むのがもったいないくらいっ!あ”〜、満足ですっ。

次に向かったのは”多田農園”。元々いろんなお野菜を育てていた農場だったのだけど、ひょんなきっかけからワイン用ブドウの苗を育てることになり….と、2010年から始まったワイン作り….そんな多田農園にてこの旅一番の出会いがありました。

ニンジンジュースやピクルスを製造・販売 → ブドウを育て始め → 数年後気がつけばワイナリーを開いていた。。

オーナー自らワイナリーを案内してくださり、ワインを作るようになったきっかけなど様々なエピソードを話してくれました。

”自分が作る野菜にあったワインを作りたい”と言うオーナーの思いに感動。食を愛する人間にとってこれほど心に響く言葉は多くありません。

まだワイン造りの経験も浅くすべてが手探り状態とのことですが、素晴らしい環境に恵まれ、愛情たっぷり詰まったワインがこの先どんな味に成長するのか楽しみです。

のんびりドライブを楽しみながら、広大なで豊かな土地に圧倒されっぱなし。

どこまでも続く道に美瑛ならではのパッチワークな景色。

ここまではさすがに観光客が迫ってくることは無く、心ゆくまで美味しい空気を堪能。

そしてこの日最後の目的地”四季彩の丘”。入り口から”えっ?!何が起こってるの??”ってくらいの人、人、人混み!!

9年前の写真を見ると誰も写っていないのに、あまりにも人が多すぎて”花畑を見る”と言うより”人混みを見ている”感が否めなく….。飛び交う日本語以外の言語のせいで、「私たち今どこにいるの??」ってな感じ。ちなみに上の写真は今回ので、できるだけ人がまばらな所を写しました。なので5〜10分ぐらいでそさくさと逃げてきました。

そのかわり…ほど近い場所でこんな素敵な牧場を発見。美瑛放牧酪農場はありのままの姿で牛さん達を通年放牧し、美味しい牛乳を使った乳製品を製造・販売。そう、東京で有名なCENTRE THE BAKERYのパンはここの牛乳で作られてますっ。

ぶっちゃけCENTRE THE BAKERYの食パンが好きかと言われると微妙だけど、今まで食べたソフトクリーム、今まで飲んだヨーグルトの中でトップクラスなこのクオリティに感動。

雨女・男な我が家だけど、お父さん&お母さんのおかげでずっと快晴。富良野・美瑛を存分に楽しみました。

2日目にお世話になったのは、2018年オープンの”和raku-tei”。美瑛にある定員9名の素敵なお宿です。

本当に素敵な宿で是非また泊まりたい!無垢材、珪藻土など自然素材をふんだんに使った建物は落ち着いていてまさに”のんびり”するにはぴったり。
この日は夕食付きのプランがなかったので、30分かけて富良野に戻り焼肉を食べました。富良野豚?美味しかったけどせっかくなので宿のご飯が食べたかった。。

宿はこ〜んな自然と畑の真ん中にあり、7月7日、まさに七夕に満天の星空。

天の川がどれだかよくわからないぐらいビッシリと星で埋まった夜空を旦那と見ることができて感動しましたっ。

最終日。みんなが起き出したころ、私はいつものように一人朝の散歩に出かけたのだけど….。

永住するのは無理だけど、1ヶ月(1週間が限度かな。。)ぐらいのんびり暮らしてみたい….。

このハイシーズンの中大人4人1部屋(和室)で良心的価格、と〜っても美味しい朝食付き。

もっとのんびりしたいけど、「早く行かないと観光客が….。」っと女将さんに言われて急いで宿を出発。

宿から車で10分の”青い池”へ。ここは前回来た時立ち寄らなかったので見れてよかった。自然に出来たのかと思いきや人口(思いがけず)だった。そしてさらに多くの観光客を呼ぶために、森を切り開いて大きな駐車場の整備、売店・お土産やさんの建設と、全くもって理解できないことをやってる観光委員会。自然を守りたいのかお金儲けをしたいのか…。

池は綺麗だったけど、なんとも納得いかない気分を後に、次に向かったのは大雪山の麓に広がる旭岳(この説明で合ってるのかな?)。ロープウェイでウィ〜ンと標高1,600mまで登り、姿見の池を巡る約1時間の散策を楽しみました。

標高2,291mで北海道最高峰の活火山。高山植物の宝庫であり多くの登山者が訪れるそう。土地柄他では見られない植物、動物が生息していて、運良く旦那は”ナキウサギ”だか”エゾシマリス”だかを見つけて大興奮。

この季節なのにまだ雪が残っていて、結構気温も低い。とは言っても私が訪れたこの時期が夏シーズンらしいけど、それもあっという間に終わってしまうとのコト。だからこそ極上の美しさを見せる雪山。

お父さん&お母さんには”ちょっとしたハイキング”と伝えてあったのだけど、2人にとっては”ちょっとした”ではなかった神々の庭の散策。情報不足ですいません….。あ〜、でも自然って素晴らしいっっ。

子どもの頃から両親に連れられ日本中を旅してきた私。さすがにここは来たこと無いだろうと思ったら…「行ったことあるわよ。覚えてない?」っと母に軽くあしらわれた。逆に訪れたことが無い場所ってどこなんだろう??

旭川に向かう途中ランチに立ち寄ったのは、新鮮食材を使った美味しい食事が出来ると人気な”ハルキッチン”。

いやいや….お世辞抜きで本当においしいランチを頂きましたっ。これまた忘れられない出会いの一つです。

旦那のご両親と一緒に巡る札幌〜富良野〜旭川、2泊3日の旅もそろそろ終盤。次に向かったのは是非お父さん&お母さんに診てもらいたかったガーデニングの聖地な上野ファーム。

これまた9年前に来た時よりもかなり繁盛していて…。

でも富良野・美瑛ほどでは無く、それなりにのんびりできたのだけど。。これまた暑くてビックリ。どうしたの北海道旭川!ってぐらいでね、調べたら東京よりもこの時期気温が高かった。。で、お父さん&お母さんは「暑いあつい…。」が止まらず。。スイマセン…本来なら雨のはずなんですが(雨女だから)。。

ちょっと予定を詰め込みすぎたかな〜っと後悔しつつ、次なる目的地な高砂明治酒蔵へ。

約30分の工場見学。どんなものでも”工場見学”ってのが好きな我が家。ワイン、日本酒、ウィスキー、お酒飲まないけど何かが出来上がる様子は何でも楽しい。
そしてこの旅最後の食事にとんかつ井泉の極厚とんかつを!!っと思ったら残念ながら売り切れ。それでも分厚い豚にかぶりついて旅を締めくくりました。

訪れる先々でじっくり時間をかけて楽しむ旅行スタイルな我が家。お父さん&お母さんに楽しんでもらおうと色々と詰め込みすぎた感がありますが、満足してもらえたようで何よりです。

以上、夏の北海道2019(札幌・富良野・美瑛・旭川編)でした〜。

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